乳酸菌のすべて

乳酸と乳酸菌って同じなの?

乳酸菌というワードは広く知られたものですが、乳酸というものも存在しています。
名前がよく似ていることから、同じものなのか別なものなのかわからない方も多いことでしょう。
これらは違うもの同士ですが、深い関係性があります。
今回は、その詳細についてご紹介します。

乳酸と乳酸菌って同じなの?

乳酸を作るのが乳酸菌

乳酸と乳酸菌は、ただ名前が偶然似ているだけというわけではありません。
乳酸菌が糖から作り出したものを乳酸というのです。
このことを「乳酸発酵」と呼び、これを利用して漬物やヨーグルトといった発酵食品を作っているのです。

つまり、乳酸菌が乳酸を生み出しているという親子のような関係にあるわけので、乳酸菌が一切関わっていないというのはあり得ないのです。

また、乳酸菌は「菌」と名称に付く通り、生物として生きています。
一方で、それが作り出した乳酸は生物ではなく物質にすぎません。
生物かどうかという点も、これら2つで異なることなのです。

疲れやすさを起こす乳酸とも違う

実は、乳酸というものは2つの顔を持っています。
1つは、乳酸菌から作られた場合のもの。
もう1つは、運動により作られた場合のものです。
乳酸菌からであれば、善玉菌である乳酸菌が腸ではたらいて生成しているため、結果として排便の促進作用による便秘改善といった良い効果をもたらします。
運動からであれば、運動の際にエネルギーの消費を行うため筋肉中でブドウ糖が分解されることで生成されます。
蓄積されるのが腸内ではなく筋肉中なので、酸の性質により中性であるのが正常なはずが、酸性に傾いてしまいます。
すると血行が悪化し酸素が十分に行き渡りにくくなるため、疲労が起こりやすくなります。
このように、乳酸菌と乳酸が違うのはもちろん、乳酸もまたタイプは1つではないという複雑な仕組みをしているのです。

知識として知っておこう

今回ご紹介したように、乳酸菌と乳酸は名前は似ていてもそれぞれ違うものとして存在しています。
実際のところ、乳酸菌の摂取がしっかりとできていれば免疫力の向上をはじめとする効果を期待できるため、乳酸については深く知らなくても特に問題はないといえます。
なので、一つの知識として知っておくという程度でも何ら問題ないといえます。

ページのトップへ戻る